血圧を下げたり、体調を整える効果のある「ナットウキナーゼサプリ」誰でも手軽に購入できますし、
摂取できます。しかし気をつけなければならない点もいくつかあります。
今回は、副作用や、薬との併用などについて説明していきます。
ナットウキナーゼサプリの副作用は?
食品では納豆のみに含まれている「ナットウキナーゼ」。サプリでもとても有名ですよね。
ナットウキナーゼには、血栓を溶かす作用などがあります。
血栓とは血管の中にできる血液の塊です。
血栓ができてしまうと、血液の流れが悪くなります。
そのため、血圧をあげてしまいます。
血栓を溶かしたことにより、血が止まらない心配などはないため、副作用はありません。
ナットウキナーゼのサプリなどは約10年前から販売されていますが、
副作用の事例はなく、安全性の高い成分です。
薬との併用
気をつけなければいけないのは、薬との併用です。血液を固まりにくくする「ワルファリン(ワーファリン)」という薬を服用している方です。
ワーファリンとは
血栓塞栓症(静脈血栓症、脳塞栓症、心筋塞栓症、肺塞栓症、緩除に進行する脳血栓症など)の治療や予防で処方されていることが多いです。
ワーファリンの効果
ワーファリンの効果は血液を固まりにくくする、血栓を出来にくくする薬です。
ナットウキナーゼとの併用は?
ワーファリンとナットウキナーゼ自体は直接関係ないのですが、
ナットウキナーゼを含む「納豆にはビタミンK2が入っています」。
そのため、ナットウキナーゼを納豆から摂取したいと考えている場合には、
ワーファリンを飲んでいる方は納豆は食べるのを控えた方がいいです。
ビタミンK2の、血液を凝固させる過程で問題があるためワーファリンとビタミンK2は一緒にとらないようにしましょう。
ワーファリンには血栓を出来にくくする作用があり、
ビタミンK2と一緒に摂取することで、薬の効果がなくなる可能性があるので、
ビタミンK2と一緒の摂取は、お医者さんに相談をするか、避けましょう。
また、ナットウキナーゼ配合のサプリメントはビタミンK2を除いてある商品もあるため、
ビタミンK2が入っていないナットウキナーゼのサプリを飲むようにしましょう。
ワーファリンの副作用
ワーファリンの副作用は主に「出血」です。血液が固まりにくくなれば、
血栓はできなくなりますが、出血をしずらくなります。
- 鼻血
- 血尿
- 貧血
- 結膜出血
他にも、頻度は少ないですが重い副作用は
- 皮膚壊死
- 脳出血等の臓器内出血
- 肝機能障害
などもあります。
気をつけること
ナットウキナーゼサプリにも、様々な種類があります。なかには、ビタミンK2が含まれているサプリもあります。
成分表を確認して摂取しましょう。心配な場合は、お医者さんに必ず相談をしましょう。
まとめ
ナットウキナーゼは、身体にとても良い成分です。
しかし、用量を守って摂取をしないと、過剰摂取で、体調が崩れる恐れがあります。
他にも、薬との併用は特に気をつけなければならない点です。
ワーファリンを飲んでいる方は副作用を起こさないよう、必ず医師の指示に従いましょう。
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