高血圧と塩分の関係について

更新日:

高血圧の人が減塩をする人が多いことは一般的に知られている話だと思います。

高血圧と塩分の関係について、塩分を過剰に摂取することで血圧が上昇する理由の説明します。

・塩分(ナトリウム)が血圧を上昇させてしまう理由

塩分を過剰摂取するとなぜ血圧が上がってしまうのでしょうか。
塩分と血圧の関係を理解しておきましょう。

体内では血液中の塩分(ナトリウム)濃度、浸透圧を一定に保つ機能があります。
そのため、体内の塩分(ナトリウム)濃度が上昇がると、血管の中の水分量が増え、
体内を循環する血液量が増加します。
血液の量がふえるため、血管の壁に圧力がかかるようになります。
この状態が続くと高血圧症になっていきます。

・塩分(ナトリウム)に影響を受け易い人と受けにくい人

塩分を過剰摂取している高血圧の方が1日に5~7g程度塩分を減らすと一般的には血圧が下がると言われています。
しかし全員が下がるわけではありません。
塩分(ナトリウム)に反応し影響がうけやすい食塩感受性高血圧と、塩分(ナトリウム)に反応し難く影響をうけない食塩非感受性高血圧かによって違います。

食塩感受性高血圧の方は減塩をすることで体内の塩分(ナトリウム)濃度を下げると血圧が下がりますので、
減塩を心がけるようにしましょう。

減塩をする目標値としては、日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」では減塩目標値は1日6g(小さじ1杯)未満と発表をされています。

1日6gを目標に摂取量を減らすようにしましょう。

  • B!