「ナットウキナーゼ」という言葉を初めて聞いた、という方もいますよね。
ナットウキナーゼとは、いったいどういうものなのか。
血栓溶解作用があると聞いたことがあるけど効果なし?あり?など、
今回はみなさんが気になっているナットウキナーゼについて説明していきます。
ナットウキナーゼとは
日本の納豆から作られた「酵素」のことです。
もう少し分かりやすく説明すると、
納豆のネバネバした部分に含まれている「たんぱく質分解酵素」のことです。
ナットウキナーゼの効果
ナットウキナーゼの効果としては、
血液をさらさらにする・血栓溶解作用等があると言われています。
他にも体調を崩しやすい方のために、免疫力アップ。
肌の調子が悪い方向けの、美肌効果。老化の進行を抑える効果もあります。
ナットウキナーゼの効果なし?
「ナットウキナーゼ」とインターネットで調べてみると、
「ナットウキナーゼ効果なし」のような記事も出てきます。
これを見てみると、ウソなのかホントなのか分からなくなってくると思います。
今までは、ナットウキナーゼは「高温」と「胃酸」に弱く、
納豆のお味噌汁や納豆のチャーハンなどにすると、熱が加わり食べても効果がなし。
納豆をそのまま食べても、胃に入ると胃酸が出てしまうため、
吸収されずに血栓溶解効果に期待なし。と言われていました。
しかし、2016年12月7日号の米国栄養学専門誌「 American Journal of Clinical Nutrition」(電子版)に岐阜大学の研究結果が発表されてから話が変わってきました。
ナットウキナーゼの研究結果
岐阜大学は35歳以上の男女2万9175人に協力してもらい、
16年間にわたり納豆や大豆食品を食べる頻度と心血管疾患(心臓病・脳卒中等)で死亡するリスクとの関連を研究してきた。
その結果、大豆食品は健康に良い・死亡リスクが下がる可能性がある。
しかし、納豆のほうが大豆食品よりもパワーがあり、死亡率も格段に下がる。
ということが明らかになった。
今回の研究結果は「ナットウキナーゼ効果の可能性」が明らかになっています。
他の研究結果では、酸性である胃をそのまま通過して、
アルカリ性の腸に吸収されるという結果も出ています。
ナットウキナーゼは効果なし?まとめ
いかがでしたでしょうか。
研究結果にもあるようにナットウキナーゼには血栓溶解効果があります。
いま注目されている「ナットウキナーゼ」は、
これからどんどん新しい情報が入ってくるでしょう。
みなさんも、納豆を食べたり、
ナットウキナーゼ入りサプリメントなどを摂取して身体を健康に保ちましょう。
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