血液をサラサラにするには納豆はよく言われている食べ物です。
本当に納豆は血液をサラサラ効果がある食べ物なのでしょうか?
納豆はいろいろな情報サイトをみてみると納豆は高血圧の場合などには食べてはいけないなどの事を書かれていたりします。
納豆を食べると血液がサラサラになる理由、高血圧には悪いと言われている理由について解説します。
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Contents
納豆を食べると血液がサラサラになる理由
納豆が血液をサラサラにする食べ物だとよく言われている理由について説明を致します。
納豆が血液をサラサラにする理由としては納豆に含まれている「ナットウキナーゼ」「ムチン」「レシチン」という成分が関係をしています。
これらの成分が複合的に血液をサラサラにする効果があります。
それでは1つずつ納豆に含まれている血液をサラサラにする効果をみていきましょう。
「ナットウキナーゼ」が血液をサラサラに理由
「ナットウキナーゼ」は納豆のネバネバの部分に含まれている、タンパク質分解酵素です。
この「ナットウキナーゼ」は納豆が発酵をする過程で作られます。
「ナットウキナーゼ」は血栓を溶かしてくれる効果があります。
血栓ができてしまうと、血管が狭くなってしまうため、口を狭めたホースのようになり、血液がドロドロになってしまいます。
血栓を溶かす事で血管をスムーズに血液が流れるようになるため、血液をサラサラにする効果があり、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの病気も防いでくれます。
「ムチン」が血液をサラサラにする理由
納豆をまぜるとネバネバとしてきます。
そのネバネバが「ムチン」の正体です。
「ムチン」はネバネバとしていますが、血液をサラサラにしてくれる効果がある成分です。
「ムチン」の主な成分は水溶性の食物繊維でできています。
そのため、体内で吸収されるはずだった糖分や脂肪の吸収を少なくして、
体外に排出してくれる効果があります。
そのため、血液中の血糖値、中性脂肪を減らしてくれる事で、血液をサラサラにして血圧などを下げる効果がある成分です。
「ムチン」は特に熱に弱い成分です。
大体70度以上の温度になると壊れてしまう性質がありますので、
納豆を食べる時はなるべく熱しない方法で食べる事で効果を上げ高血圧を下げる事ができます。
ネバネバとしている食べ物のネバネバの正体は大体「ムチン」である事が多いのでその他の食べ物にも含まれています。
「ムチン」が多く含まれている納豆以外の食べ物では、
オクラ、モロヘイヤ、山芋、なめこ、サトイモなどに多く含まれています。
「ムチン」が含まれている食べ物を食べて健康的に高血圧を下げられるように頑張りましょう。
「レシチン」が血液をサラサラにする理由
悪玉コレステロールが増える事を抑え、コレステロール値を下げ、血をサラサラにして、動脈硬化を防ぎ、高血圧を下げてくれる効果がある成分です。
そのほかにも細胞の老化を防いだり、不要な物質や老廃物を排泄してくれる効果もありとても健康にいい成分です。
「レシチン」には大豆レシチンと卵黄レシチンの2つがあり、
名前の通り大豆レシチンは大豆に、卵黄レシチンは卵黄に多く含まれています。
両方とも血圧を下げる効果がある成分ですが、
大豆レシチンは血液中に長くとどまる事が多く、特に血圧を下げる効果がある成分です。
大豆レシチンは納豆以外にも豆腐や穀物にも多く含まれている成分です。
納豆や・豆腐・穀物・卵の卵黄を普段の食生活に取り入れて健康的に高血圧を下げてみましょう。
納豆の高血圧を下げる成分まとめ
納豆には説明をした3つの成分「ナットウキナーゼ」「ムチン」「レシチン」のそれぞれの効果で複合的に高血圧を下げてくれる効果があります。
「ナットウキナーゼ」は血栓を溶かす「ムチン」は脂質・糖質の吸収量を減らし、
「レシチン」は悪玉コレステロールを下げ血圧を下げる効果が期待できます。
納豆ならコンビニでも売っているので手軽に買って食べる事ができますので。
血圧が高いけど、なかなか運動ができない、食生活が乱れがちといったかたは、
納豆を食べる事から始めると、良いかもしれませんね。
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ナットウキナーゼが血圧を下げる効果の研究
ナットウキナーゼに血圧を下げる作用があるのかどうかを調べるために、
実際に高血圧症のラットにナットウキナーゼを与える、経口投与試験を行った。
その結果、収縮期血圧、拡張期血圧、血栓促進物質(フェブリノゲン)の減少がみられた。
この研究ではナットウキナーゼを投与することで、
ナットウキナーゼの血圧の低下、血栓を溶かす作用によって、血流改善効果が確認をされた。
→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22040882
(英文)
ナットウキナーゼの血圧への影響を調べるために、病院で未治療の収縮期血圧が130?~159mmHgの20歳から80歳までの86人の高血圧の被験者にナットウキナーゼ(2,000 FU /カプセル)を8週間摂取を続けた。
その結果、収縮期血圧、拡張期血圧を下げる効果が確認された。
これはナットウキナーゼが高血圧の予防及び治療に重要な役割を果たす可能性があることを示唆しています。
→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18971533
(英文)
ナットウキナーゼと紅麹を同時に摂取した場合の影響を調べるために、
47人にナットウキナーゼ1日200mg、紅麹1日1200mgを6か月間摂取をした結果、
血中総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の増加総コレステロール/HDLコレステロール(善玉コレステロール比の改善が見られた。
ナットウキナーゼと紅麹を組み合わせて摂取することで、
コレステロール値を正常に戻す効果が確認をされた。
→https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19786378
(英文)