ナットウキナーゼには、血圧を下げる効果や身体を健康に保つ効果がある。
と聞いたことがあるけれど、「血圧を下げる効果はない」と聞いたこともある。
本当のところはどうなんだろう…と混乱をしている方も多いのではないでしょうか。
今回はナットウキナーゼの血圧を下げる効果について説明していきます。
ナットウキナーゼって何?
ナットウキナーゼとは、納豆のネバネバしている所に含まれている「タンパク質を分解する為の酵素」です。
ナットウキナーゼは、納豆を直接食べたり、ナットウキナーゼサプリで取ることができます。
高血圧とナットウキナーゼの関係
血圧が高くなる理由としては、血管の中に傷ができて血管が狭くなってしまいます。
そこに血液が流れると血管へ圧力がかかります。圧力が高くかかると高血圧となります。
高血圧をそのままにしておくと、心臓疾患や脳卒中に繋がります。
そこで、血圧を下げるために1番大切になることは、血液の流れを良くすることです。
そこでナットウキナーゼには、血液をさらさらにする作用・血栓を溶かす作用があるため、
血圧を下げることが可能です。
ナットウキナーゼには血圧を下げる効果なし?
ナットウキナーゼには血圧を下げる効果が無いと思っている方も多いでしょう。
ここでは、血圧を下げる効果について説明していきます。
今までは、ナットウキナーゼは高い温度と胃酸に弱いです。
そのため、納豆のお味噌汁や納豆のチャーハンなどにすると、ナットウキナーゼに高熱が加わります。
高熱の加わったナットウキナーゼは本来の役割を発揮できない。
納豆やサプリを摂取しても、胃に入ることで胃酸が出てしまい、身体には吸収されない。
そのため血圧を下げる効果のある血栓を溶かすことが不可能な為、効果に期待なし。
という話もありました。
今まではこのような記事が世に出回って効果なし、というワードを耳にすることもありました。
しかし、2016年12月7日号の米国栄養学専門誌「 American Journal of Clinical Nutrition」(電子版)によって、
『ナットウキナーゼに血圧を下げる効果がある』と明らかになりました。
ナットウキナーゼの研究結果
岐阜大学は35歳以上の方に、
16年間にわたり納豆や大豆の食品を食べる頻度と
高血圧が原因の心疾患(心臓病・脳卒中等)で死亡するリスクとの関連を研究してきた。
その結果、大豆の食品は健康に良い・死亡リスクが下がる可能性がある。
しかし、大豆の食品よりも納豆を直接食べたほうが効果があり、
死亡率も格段に下がる。ということが明らかになった。
岐阜大学の研究結果は「ナットウキナーゼ効果の可能性」が分かりました。
他の研究結果では、酸性の胃をそのまま通り、アルカリ性の腸に吸収されていくという結果も出ています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
研究結果にもあるようにナットウキナーゼには血圧を下げる効果があります。
血圧を下げることで心疾患を防ぐ効果もあります。みなさんも、納豆を食べたり、
ナットウキナーゼの入っているサプリメントなどを取り、あなたの身体を健康に保っていきましょう。
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